救援投手

ブルペンで肩をつくってた石本です。
ほんとにやってませんよ。比喩です。
登板機会が回ってきたので、お仕事をしましょう。

宇田さん公認で恨みつらみを欠かさせていただこうかと思いましたが、
あいにくながらそんなものは微塵も存在いたしません。
存在しなければ書けません。
さて、いかがいたしましょうかと考えた結果、やはり感謝と今自分が思っていることを
欠かさせていただこうかと思います。

まずは感謝ですが、宇田さんには14シーズン中かなりのご無理をさせてしまいました。
特に、点火の際の電線ショート事件の際には、引退後にもかかわらずかなりの頻度で作業をしていただきました。本当にありがとうございました。
14シーズンで私が電装をこなせたのは、バックに宇田さんがいつも控えてくださったからだと思っております。
先発投手が苦しくなったとき、いつでも、どんな状況でも後を引き継いでくれる救援投手のような存在でした。
もちろん、先発には救援投手温存の使命もあります。
宇田さんにトラブルを処理してもらわないように、迷惑かけないように、なるべく自分で全部処理できるように。そんな思いがあったからこそ、電装について様々な知識や技術を身に着けることができたのだと思います。
一方で、私が何か電装でやらかした時、きちんとそのことについて注意や説明をしてくださいました。さらに、私にそのことを伝える際には、細心の注意を払ってくださいました。
さらに細かいことをあげてしまってはキリがないので、このへんで。
宇田さん、本当にありがとうございました。
新たな舞台でのご活躍をお祈りいたします。

次に、最近私が思っていることです。
『やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ』
皆様ご存知のこの言葉。私の座右の銘でございます。
人に何かを教える時、これだけの段階を経ないと伝わらないのですね。
後輩を持って1年。この言葉の通りだなと思うことをたくさん経験しました。
時に、任せる方が面倒くさくて、自分自身でやってしまうことがありました。
時に、伝え方が悪く、失敗させてしまうことがありました。
時に、言い回しの選択を間違え、作業者を不快にさせてしまうことがありました。
帰宅途中や、お風呂や、布団の中で、なんであんなことしたんだろう。や、あそこはああすべきだったなんて思うことは1度や2度ではありませんでした。
15年度、いろいろ大変なことを経験しましたが、私の中で一番大変なのは、人に教えることでした。今でも思っています。
そのような大変さを感じた時、私はいつもこの言葉を思い起こします。
2015年の現在にも当てはまる名言が、70年以上前にできていたということに驚きです。
ちなみに、この言葉はこう続きます。
『話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たじ。』
『やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らじ。』
耳が痛いです。
後輩たちは、学年が1つ上というだけで私に敬語を使ってくれたり、言われたことをちゃんとやってくれたりします。文句なんて言いません。
それを私は当たり前と思っていないでしょうか。伝え方はどうであれ、後輩たちのことを認めているでしょうか。作業しているその姿に、感謝の気持ちをむけているでしょうか。
私には優秀な後輩が11人もいます。
直下の後輩の浅川君、役職の後輩の森さん、まかせっきりになってしまいながらもパワートレインで指揮を執ってくれている吉田君、先頭に立って作業してくれている小泉君、何かあったら夜残ってくれる矢作君、臆することなく意見を言ってくれる菅谷君、無理難題をふっかけても何とか形にしてくれる石塚君、いつもガレージにいてほとんどの作業にかかわってくれる永島君、つまらないからみにもいい反応してくれる日下君、黙々と専門的な作業をこなしてくれる渡口さん、途中からチームに加わり勝手がわかりづらいながらも頑張ってくれてる守本くん。
私は、みんなの優秀さに胡坐をかいていないでしょうか。
この日記を投稿した後、後輩のみんなからは、今頃かもっと早く気づけボケナスとおしかりを受けることでしょう。
中には、1年前と現在とでモチベーションに悪い意味で差ができてしまった人もいるでしょう。それは、上に立つ立場である私の責任です。このサークルの楽しさを伝え、活動に前向きに取り組むよう動機づけするのは紛れもなく私のお仕事です。
今思い返してみると、浅川君には電装のことを全く教えられてないなと思いました。宇田さんが私にしてくださったように、ちゃんと下に教えるべきことを教え、自分の代で切るべきものを切る。ということをやらないとなと実感しております。
そこは、これからしっかりと改善させていただきます。
さて、4月の終わりからまた新しい後輩が入ってきてくれる(仮)わけです。
その後輩たちは、ほぼまっさらな状況で入ってきます。
これをいい機会として、今一度、先輩としての意識をあげないとと思い、こういうことを書いてみました。

まとまりませんが、今思ってることを綴ってみました。
宇田さん、ありがとうございました。
電装技術は、しっかりと下へと伝えます。

では、次は、優さんお願いいたします。
投げえ。じゃなく、長げえ。
弟は高校に入り、自分は学年が上がり、母親は転勤はしなかったものの配置換えで新しい部署らしく、家に帰るとみんなげっそりしています。
毎朝、弟のブレザー姿を見ると、あのちんちくりんがここまで成長したんだなと涙が出てきます。
2015/04/14(Tue) 01:33:04 | 日記
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