全長/全幅/全高 | 2480 mm / 1520 mm / 1200 mm |
重量 | 300 kg (乗車時) |
前後重量配分 | F : R = 41:59 |
ホイールベース | 1800 mm |
トレッド | F:1275 mm ,R:1232 mm |
重心高 | 285 mm |
エンジン | 4気筒599cc (YAMAHA YZF-R6) |
出力 | 58kW@11500rpm ,55[Nm]@8500rpm |
ECU,データロガー | Microtec M205,2D |
フレーム | 鋼管スペースフレーム |
カウル | GFRP |
サスペンション形式 | ダブルウィッシュボーン・プルロッド |
タイヤ,ホイール | Hoosier 18.0x7.5-10,10inch 8J |
ブレーキ | Nissin対向4ポッドキャリパー 自作フローティングディスク |
Car×Funをコンセプトに,スピード感,一体感,安心感の3点に注目して,
ドライバーが全力で限界を攻められる車両を目標に開発を行いました.
軽量高出力なYAMAHAのYZF-R6のエンジンをミッドシップに搭載し,汎用ECUを用いて電子制御を行いました.
シャシーを前年度から大きく変更し,10inchタイヤ,ロングホイールベース,
リアヘビーな重量配分を採用しました.車体の小型化に取り組み大幅にヨー慣性モーメントを削減しました.
サスペンション部品をアルミ削り出しで製作し,軽量高剛性としました.オリジナルのブレーキディスクを設計し搭載しました.10inchタイヤへの変更を含めて,一輪あたり約3kgのばね下重量の軽量化をしました.全力走行中も素直に動き, 限界がわかりやすいマシンとなるようなサスペンションジオメトリおよびセッティングを目指しました
熱害対策,ペダル類の構造変更などによって各部品の省スペース化を行うことで, ドライバーの操作性を損なわずにフレームの全長を400mm短縮しました .フレームのパイプ配置を見直すことで重量を前年比の94%の軽量化と,200%の高剛性化をしました.
3Dプリンターを用いて吸気系を製作しました.3Dプリンターによって自由度が高まったことで,流体解析と強度解析で得た高性能な形状を実現できるようになりました.厳しくなった騒音規制に対応するためにサイレンサーを変更し,消音性能と高出力の両立をしました. シフト操作では電子制御によるアシストを行うことで,ペダル操作をせずに0.04秒でシフトチェンジが可能になりました.
オーバーハングが短い車体の特徴を生かしたカウルとしました.また,戦闘機の主翼をイメージしたサイドポンツーンを前方へ傾斜させスピード感を表現しました.走行会用カウルと大会用カウルを作ることで,大会用に美しく滑らかな塗装をしたカウルを用意できました. 大会後には,ばね下にフロントウイングとリアウイングを搭載し,空力にも着手しました.
コスト | 19位 | |
静的競技 | プレゼンテーション | 54位 |
デザイン(設計) | 17位 | |
加速性能 | 2位 | |
旋回性能 | 3位 | |
動的競技 | タイムアタック | 17位 |
耐久走行 | 9位 | |
燃費 | 17位 | |
総合成績 | 10位 |