#1 学生フォーミュラとは

今日から本格的に書き始めます。まずは、そもそも「学生フォーミュラ」が何かを書いていきます。ひとことで言えば、「学生版のF1」です。F1は世界最高峰の自動車レースで、莫大な予算が投じられ最先端技術が車両に詰め込まれています。

この「学生版のF1」はアメリカで始まったもので、机に向かって学んだことを実際に発揮する場として設けられました。日本でも自動車技術会主催で開催されており、優秀な技術者の確保も目的として行われています。界隈ではよく「ガクエフ」と呼ばれていますね。学生が作る車両なので、開発にかけられる予算は限られていますが、それでも各チームこだわりを持って作っており、大会会場では高いクオリティの車両を見ることができます。

第1回大会は2003年に行われました。以来新型コロナウイルス感染症の影響で開催が中止された2020年の第18回大会などを経て2025年9月には第23回大会が行われました。2024年大会からは会場が静岡県から愛知県に変わり、現在はAichi Sky Expo(愛知県国際展示場・以下:ASE)で実施されています。2025年大会からはICVクラスとEVクラスに分けられて競技が行われており、国内外合わせて80チーム以上が参加しています。

*ICV…Internal Combustion Vehicleの略で、ガソリンを燃料としてエンジンで走る自動車のこと。対義語として電気自動車を指すEV(Electric Vehicle)がある。

例年、日本大会は8月下旬から9月上旬にかけて行われていますが、2026年大会に限っては開催場所のASEの都合上、8月2日(日)~7日(金)の日程で行われます。例年よりも1か月ほど早く、各チーム大急ぎで大会に向けて準備しているほか、チームによっては大会日程が大学等のテストと重なってしまっているところもあるようです。

各チームはこの大会に向けて車両を製作していくわけですが、ただかっこいいマシンを作っているだけではありません。マシンの走行性能を競う、アクセラレーション(3/12)、スキッドパッド(3/13)、オートクロス(3/14)、エンデュランス(3/15)の「動的審査」のほか、車両は走らせずに審査を行うコスト(3/16)、デザイン(3/17)、プレゼンテーション(3/18)といった「静的審査」もあり、これらの総合得点(1000点満点)で順位を競います。

学生フォーミュラ公式サイトでは「公式」が各審査について説明していますので、ぜひこちらもご覧ください。また、大会は一般の方も現地で観戦することが可能です。しかし会場はASE、愛知県ですので、遠方の方は足を運びづらいと思います。学生フォーミュラ公式YouTubeでは動的審査の模様をライブ配信していますので、ぜひこちらから応援お願いします。

学生フォーミュラ公式サイト:学生フォーミュラ

学生フォーミュラ公式YouTube:StudentFormulaJapan – YouTube