#8 コスト審査

昨日までは動的審査の内容を一つずつ説明していきました。大会日程的には順番が逆になってしまうのですが、今日からは静的審査の内容について説明していきます。個人的には静的審査の内容が一番わかりにくくて、今でも完全には理解できていません。静的審査についてすべてを完璧にわかりやすくは伝えられないのですができる限りのことはします…

今日は「コスト審査」についてお話します。コスト審査はその名の通り「コスト」に関する審査です。何に対する「コスト」かというと車両製作にかかるコストのことです。速くて強い、かつ安全性の高い車両を製作するにあたって、部品の耐久性や精度を含めた信頼性を重視することは非常に重要です。しかし、信頼性だけを追い求めてしまうと、莫大な費用が掛かってきてしまいます。

学生フォーミュラでは、低コストで信頼性の高い部品を使い車両を製作することが求められており、これは広く一般において企業に対しても言えることです。部品を購入するコスト、部品を加工するコスト、また一から生産するコスト、さらに生産する際に小数生産か、大量生産か、など、考慮すべき点はたくさんあります。大会のおよそ3か月前までに必要な資料をすべてそろえて提出します。

また、実際の車両製作にかかった費用の計上だけでなく、示された部品について、コスト上の課題を見つけ、その課題を解決するための設計変更案を提出するなど、課題提案と課題解決のプロセスと対策案の的確さを審査します。

部品点数も多く、車両製作に用いられる部品すべての設計図やデータを資料としてまとめる作業が気が遠くなるほど大変らしく、実際の車両製作とコスト資料作成のバランスをいかにとるかも一つのポイントになってきます。