今日から3日間は年間スケジュールについて説明していきます。大きく分けると3つに分けられると思います。「設計期」「製作期」「調整期」の3つです。今日はこのうち「設計期」について説明していきます。
大会は例年9月頃行われます。大会後も他チームとの交流があるなどすぐに新年度のプロジェクトがスタートすることはないでしょう。チームによっては大会前から次年度のプロジェクトがスタートしているところもあるようですが…少なくともCUFPではそういったことはありません。
大会が終わって一段落すると、新体制でのプロジェクトが始動します。前年度の反省を踏まえて、最初に行うのは新年度のプロジェクトの活動方針を決めること。これを決めないと次の大会で何を目指すのか、そこに向けて何をするのか、チームがバラバラになってしまいます。
チームの活動方針や大会目標などが決まったら、いよいよ設計に移ります。大会目標を達成するためにはどのような車両を作らなければならないのか、その車両を実際に製作するにはどのような設計にする必要があるのか、ゴールから逆算して考えます。設計する際にはスポンサー様からご支援いただいている専用のソフトウェアを使います。はじめは使い方に慣れませんが、使っていけば自然と使いこなせるようになるそうです。自分にはまだもう少し時間が必要です…
設計する際に気を付けなければならないのは、レギュレーションに適合しているか、という点です。レギュレーションとは、学生フォーミュラ日本大会で定められた統一ルールのことで、車両の安全性の確保のためなどに設けられており、このレギュレーションを満たしていないとSESで不合格になったり、当日の車検を通過することができなかったりして、動的審査を受けることができなくなってしまいます。(詳しくは3/11回)
このレギュレーションを満たしていることが絶対条件のもと、各チームはそれぞれの目標達成のために「個性」を車両に詰めていくことになります。この「個性」は加速性能に優れた車両なのか、それとも旋回性能に優れた車両なのか、といった車両の特徴のことですね。
この設計は遅くとも大会の半年前頃にはある程度完了している必要があります。SESを提出する必要があるからです。実際には、設計が完了して製作に取り掛かっても、製作過程で設計のミスが判明して修正を加えていくこともあります。もちろんレギュレーションは満たした状態で、SESと変わらないようにしながらですが。