「パワートレイン班」についてです。パワートレインは車両の動力やその周辺パーツの設計・製作・調整を行う班です。動力はICV車両ならエンジン、EV車両ならモーターです。これらの動力源を動かすためにはエンジンなら燃料、モーターなら電気が必要で、これらを蓄えておく燃料タンクやバッテリーがあります。ちなみにバッテリーに関しては、ICV車両に搭載されていないことはなく、車両のデータを計測・収集するための電子機器や各種制御のために大きくはないですがバッテリーを搭載しています。そのバッテリーが動力になるか、ならないか、の違いですね。日本大会ではハイブリッド車両(エンジンとモーターの両方を動力にして走行する車両)の参戦が認められていません。いずれハイブリッド車両が日本大会に参戦する日が来るのでしょうか。
さて、少し脱線してしまいましたが、このほかにもパワートレイン班が担当する車両パーツはたくさんあります。エンジンが動き、車両が走行すると車両は熱を帯びます。あまりにも高温になりすぎると制御システムが壊れてしまうので冷やす必要があります。これが冷却装置です。
走行中に空気をエンジンに送るための装置が吸気、またエンジンで発生するガスを出す装置が排気です。吸気は吸気口の向きが様々であったり、エンジンが必要としている分だけの空気を送る自然吸気と大量の空気を送り込むターボがあったりします。また、排気はエキゾーストマニホールドやマフラーと呼ばれる部品でエンジンから出てくる排気ガスの流れをスムーズにし、エンジンの効率を高める役割を持ちます。
エンジンが動いただけでは車両は走りません。エンジンの回転をタイヤに伝える必要があります。また、エンジンの回転数を車両の速度に合わせて効率化するためギアを変える必要もあります。これらの仕組みもすべてパワートレイン班が担当します。 パワートレイン班はやることも多く、人数もそれなりに必要です。エンジンなどは重いため、一人で整備などできません。私はパワートレイン班の仕事内容がよくわからないのでここに書いたことが知りうるすべてのことです…間違っている可能性も大いにあります。ただこれだけは。どのチームも車両を走らせるための動力は持っています。パワートレイン班のパーツが一つでも狂うと車両は全く動きません。動いても、他の部品に損傷を与えてしまうかもしれません。言わば車両の心臓なので責任も重大ですが、やりがいも大きく、すべてのチームに存在する班ですので、ぜひパワートレインに多くの人が携わってほしいと思います。一番車を感じられるのではないでしょうか?