#6 オートクロス

今日は「オートクロス」について説明します。オートクロスは直線・ターン・スラローム・シケインなどの約800mの複合コースを1周走行し、そのタイムを競います。スラロームとは、9m間隔に置かれたコーンの間を、右左右左と縫うように進むコースのことです。また、シケインとは、長い直線の後に設けられる車両を減速させるための鋭角コーナーのことです。125点満点の競技です。

こちらも幅5mのコースで、両側にはコーンが設置されています。コーンを倒すとペナルティーが課せられるほか、コースアウトしてしまった場合も、コースアウトした地点より手前からコースに復帰しないとさらに大きなペナルティーを受けることになってしまいます。ドライバーはとくにルールをよく理解しておかないと全体成績を下げてしまう恐れもあるので要注意ですね。

このオートクロスのタイムで、翌日以降に行われるエンデュランスの走行順が決まるため、各チーム絶対に落とすことのできない種目の一つでもあります。エンデュランスは2日かけて行われるのですが、2日目に「ファイナル6」と呼ばれるオートクロスのタイム上位6チームが走行する組が存在します。このファイナル6の走行が動的審査最終走行となり、一番の盛り上がりをみせるため、各チーム「ファイナル6」を目指してオートクロスでの好成績を狙っています。CUFPはICV、EV合わせて総合7位でしたが、上位の走行チームの組み合わせの結果ファイナル6での走行を果たすことができました。

CUFPはICVクラスのオートクロスで4位だったのですが、0.225秒差でファイナル6に入れなかった5位チームが迫ってきており、コンマ何秒の差でファイナル6が決まる、これもまた厳しい戦いが繰り広げられます。多くのチームがこのファイナル6を目指してオートクロスを走行するのでどのチームがファイナル6入りを果たすのか注目です!

#5 スキッドパッド

さて、今日は「スキッドパッド(以下:スキパ)」について説明します。スキパは8の字状のコースをぐるぐる回ってその速さを競う競技です。アクセラでは車両の加速性能を審査していたのに対し、スキパでは車両の旋回性能を審査します。直径15.25mの円を右2周、左2周走行し、左右それぞれ速いほうのタイムの平均がその走行の記録となり、順位が争われます。コースは幅5mで、両側には等間隔でコーンが置いてあります。このコーンを倒してしまうとペナルティーとしてタイムが加算されてしまいます。たしか1コーンにつき+0.125秒だったような…うろ覚えです。この種目は75点満点です。

こちらはおおむね「5秒の壁」が存在します。円を1周するのにかかる時間が5秒を越えられればほぼ確実にこの種目表彰台です。ただしこれは2025年大会の結果を踏まえた分析ですので、今後4秒台の記録が当たり前になってしまえば意味のないことです。2025年大会で、ICVクラスでは海外大学チームが2チームと同志社大学、岐阜大学が、EVクラスでは唯一海外大学チームが4秒台を記録しました。海外大学強いんです。いや、スキパに限った話ではないですけど。

CUFPには「スキパ職人」と呼ばれた伝説のドライバーがいたんですけど、2025年大会で引退してしまったので後継ドライバーを募集してます…!!

#4 アクセラレーション

今日は「アクセラレーション(以下:アクセラ)」という競技について説明していきます。アクセラは、車両が静止した状態から加速して75m先のゴールまでを何秒で走れるか、車両の加速性能を競う競技です。この種目の満点は100点です。前から話しているように、CUFPは現在ICVクラスの日本記録を持っています。何度も「ICVクラスの」と言っているのには訳があり、2025年大会からはICVクラスとEVクラスに分かれたのですが、加速性能においてはICVよりもEVの方が優れており、EVクラスの車両はCUFPよりもはるかに速く加速していきます。

これまでICVの車両にとって、このアクセラの一つの壁として「4秒」というものがありました。いくつものチームが4秒台前半、または4.0xxという非常に4秒に近いタイムを叩き出してきましたが、それでもなかなか4秒の壁を超えるチームは現れなかったのです。

ところが、ときは2019年大会。伝説が生まれます。この大会でCUFPはICV車両として初めて4秒切りを達成し、3.995秒という日本新記録を樹立しました。たった0.005秒ですが、ガクエフの歴史においては大きな0.005秒でした。2020年大会は新型コロナウイルスの感染拡大で現地での開催は見送られ、その後の車両製作においても十分な人員と時間を確保することが難しい時間が続きました。その後再開された現地での開催でも、CUFPのほかに4秒の壁を超えられたたチームはありませんでした。

そして昨年の2025年大会。「直線番長」と呼ばれるCUFPが新たに歴史に名を刻みます。自身が2019年に樹立したアクセラ3.995秒の日本記録を塗り替えたのです。記録は3.967秒。0.028秒の更新でした。ほかに4秒切りを達成したチームはなく、CUFPはアクセラで堂々の1位を獲得しました。

ちなみにEVはICVよりもずっと速い、と話しましたが、どれくらい速いのかというと、2025年大会EVクラスのアクセラで1位を獲った名古屋大学は3.706秒を記録しています。CUFPよりもさらに0.261秒も速い…

間近でアクセラを観戦すると、駆動音の高まりを感じながらその速さを体感することができます。また、各チーム車両に搭載しているエンジンやモーターが異なるため、加速時の音の違いにも注目です!

ちなみにどこをどのように調整すると速くなるのか、私にはよくわからないので、興味のある方はチームの詳しい先輩から話を聞いてみてください(;一_一)

競技のことよりチームの話をしすぎました…

#3 車検

今日からは大会会場で行われる各審査について詳しく説明していきます。

大会会場では動的審査、静的審査の両方が行われますが、このうち動的審査で車両を走行させるためには大会の最初に行われる「車検」に合格しないといけません。皆さんが普段乗っている自動車にも車検ありますよね?車検に合格できないと道路を走ることができないように、学生フォーミュラでも車検に合格しないと動的審査のスタートラインに立つことができません。

学生フォーミュラでは、車両の製作において厳しくルールが定められています。これは安全性を確保するためのもので、万一車両が壁に衝突したり、横転したりした時にドライバーを守ることができるよう安全面に関しては厳格に定められています。車検ではこの走行における安全性をチェックしています。

車検を受けるにあたっては、前もって「SES」を提出しておかなければなりません。「SES」とは「Structural Equivalency Spreadsheet」の略で、ルールに定められている基準構造と同じかそれ以上の強さや安全性を、車両が兼ね備えているかを証明するための資料です。大会の半年前に提出する必要があるため、それまでには車両の設計を終わらせておかなければなりませんね。車両の設計については3/19に詳しく説明します。この他、EVチームは「ESF」と呼ばれる資料を提出することが求められます。CUFPはICVなので、ESFが何なのか、正直私にはわかりません。これから勉強します…

それでは、車検ではどんな検査をするのか、軽く説明します。

まずは「機械車検」。ルールに定められた車両の設計要件や安全性に問題が無いかを一通りチェックします。もし問題が生じても、調整を行い再度車検を受けることができます。

次に「脱出」。万一事故が発生したときにドライバーが車両から素早く脱出できるかをチェックします。これは5秒以内に、シートベルトを装着した状態から地面に両足を着けるまでを行う必要があります。

次に「フラッグ」。動的審査時には緑や赤、青などのフラッグが振られることがあり、ドライバーはこのフラッグを瞬時に理解し適切な行動をとらなければなりません。これも安全のために必要な項目で、フラッグを見逃すとペナルティーが課せられます。

次は「チルト試験」。燃料が漏れてしまうと火災につながるため、車両を横に45度傾け、液体の漏れがないかを確認します。また、さらに60度まで傾け、ドライバーが乗車している状態で横転しないかもチェックします。

次は「騒音試験」。指定されたエンジン回転数や位置において、排気音が110dB以下であることを確認します。100dBが「電車通過するときのガード下」の音とされ、声を張らないと会話ができないうるささです。

次はEVクラスに参戦する車両のみが受ける項目、「電気車検」。車両を動かすために高電圧を扱うため、電気的に安全であるかをチェックします。この項目に合格しないと「機械車検」に進むことができません。

次もEV車両のみが受ける項目、「レインテスト」。動的審査の途中に雨が降ることもしばしば。車両に2分間水をかけ続け、さらに2分間車両を置いておき、漏電が起きていないかを確認します。

最後に「ブレーキ試験」。勢いのついた走行状態でブレーキを踏み込み、4輪すべてがロックするかを確認します。最近の自動車には「ABS」と呼ばれる安全装置が搭載されており、急ブレーキをかけてもタイヤはロックせず、スリップしないようになっていますが、ガクエフ車両は完全にタイヤがロックする必要があります。

さて、これらの試験をすべてクリアして、ようやく動的審査に出場できるようになります。道のりは長いです…いかにこれらの試験をスムーズにクリアできるかが、その後の大会スケジュールに大きく影響してきます。車検の通過状況も公式サイトで随時公開されますのでこちらもご覧ください。

近況伊藤回 〜弥生〜

伊藤です。

なんか忙しいし、フレーム切り落とす大事件あったので大変ですが、明日からエンジン整備講習会です。国道1号を駆け抜けていきます。どうやら寝れないらしいです。ご安全に!

18

B1の近藤です。

春休みもあっという間に1カ月が過ぎ、気づけば18歳も終わりそうです。早いものですね。振り返るといろいろありました、自分はすぐに記憶を無くすタイプがゆえぱっとは思い出せないことの方が多いですが、なかなか充実した1年だったのではないかなと思います。
去年の今頃はまさか自分がこのサークルに入ってるなんて思っていませんでした、というか存在すらいなか存じ上げていなかったです。新歓企画を一つも目にしたことがなかったほど。加えて当時車にもそこまでの興味がなかった人間がこうやって活動しているのですから不思議なものですね。
このサークルの存在を知ったのは本当にたまたまで、サークルの日の前日に別大のとある知り合いがフォーミュラサークルに入ろうかなと言っていたのがきっかけでした。もともとF1は興味…というほどでもないけれど、とある理由から少し気になっていたので、見るだけ見に行ってみようかな~と思い謎の行動力でとある先輩に話しかけにいき今に至ります。私はあまり自分から何か行動を起こすことを得意としていないので、なぜあの時そんな勇気を出せたのかはいまだに謎です。でもこの先輩がいなかったら私はここにいなかっただろうな、本当に感謝ですね、人生何があるか分かりません。
よく1/2の選択を外して後悔して、最近は運も無いなと思っていた日々でしたが、意外とうまくいっていることも多いのかなと最近思ってきました。でも今年は本当に運が悪いんですよね。何かを機に運気が回復してくれればいいなと現実味のない希望を抱いています。

なんだかまとまりのないお話でした、以上です。
19歳はもっと有意義な一年を送りたいです

高速に行ってきました

パワトレ班の鈴木です。

今日は第2段階普通車最後の教習である高速教習に行きました。AT車ということでそこまで大変ではありませんでしたが、速さに慣れるとは恐ろしいなと感じました。最近の教習では、あまり60km/h道路でも60km/h出せていなかったので、行きの60km/hは速いなと感じていたのですが、高速で100km/hを出した後の帰りの60km/hはかなり遅く感じました。人間の脳の適応能力の素晴らしさに感動と恐怖を抱きました。

これから準中トラックの教習に移りラストスパートというところです。春休み中に取り終えたいと思います。

2月

田中です。

先日、丸忠木型製作所様へ伺いまして、作っていただいたシートの型を受け取りました。社長の方はご不在でしたので、軽くご挨拶だけして参りました。本当にありがたい限りです。

その後大学へ向かうときに、埼玉をそのまま通っていくルートと、東京を突っ切るルートがありました。普通に考えたらまだ人通りの少ない埼玉を通るのが定石と思いますが、なんか逆張りで東京を突っ切ってみました。時間に余裕は見ているとはいえ、その後大学での予定があったのであんまりのんびりとはしていられませんでした。まあ、ヤバくなったら高速乗ればいいやくらいの感じです。そしたらこれが想像以上に快適だったので拍子抜けしました。スカイツリーの近くや浅草周辺の下町の香りが残るところを通って、浦安のあたりから千葉の方へ抜けていく。流石に首都圏の真ん中なので多少は渋滞してましたが、こういうところをのんびり走るのも自分は結構好きです。電車で移動していると首都圏の駅は、いきなり街のど真ん中に連れて行かれる感じなので、周辺はどんなグラデーションになっているのか分かりづらいです。その点、自分で景色を見ながら行くと周辺はこんな感じになっているんだなってのがよく分かります。同じ場所でも全然違うように見えたりして、この感じが自分結構お気に入りなんですよね。
少し前、学校帰りに後藤に秩父まで連れて行ってもらった際、後藤の運転を見させてもらいました。完璧なブリッピングを決めてたりして凄かったです。自分も最初の頃はブリッピングやってみたりしましたが、運転が上手いわけではないのでエンジン回転数を合わせられないし、燃費悪くなるだけだなと思いやめてました。
しかし、後藤に感化されて自分もやりたいと思い、大学までの道中2時間くらいずっと練習していたら、なんか足が痛くなってしまいました。これが原因で痛めたのかは不明ですが、まだまだ練習が必要です。

それから数日後のこと、ガレージで作業をしようと思ったら、数年間一切連絡をとってなかった昔の部活の同期から電話がかかってきて、超ビビりました。
なんでも、自分の家の近くのショッピングモールに連中は遊びに来てたらしく、近くに私がいないか電話をしてきたらしいです。思えばそうですね、自分は浪人したりしたのでその辺りの人間関係は総じて疎遠になっていました。当然やることもあったし、すぐに行ける距離ではないというのもあるし、足も痛いので行きませんでした。しかも何があれって、その連中の中で特に仲良かった奴がこの大学の名門薬学部の一個上の代にいるというのがなんとも気まずい。キャンパス違うので、あちらからは認知されてないはずですが、なんとも気が引ける感じがしますね。ともかく電話で声だけは聞けたので、「生存確認できたわw」って言われました。
残念ながら、生きてますよ。

まあ近いうちに、今度は私が千葉のどこかの観光地に後藤を連れて行くので、安全運転できるようとりあえず足を治したいと思います。

↓秩父の夜景と後藤をどうぞ!

ものづくり

サスペンション担当の新海です。

僕がサスペンション班に入りたいと思った1番の理由は必要な製作物がたくさんあるからです。車の知識が全くなくて、何かものを作りたいと思いこのサークルに入った自分にはぴったりな班でした。サス班に入って最初に任されたお仕事はアーム製作でした。この仕事を任された当初から設計を終え製作をしている今も無事にちゃんとした物が作れているのか、という不安な気持ちは消えませんが、ここ最近は工場に入って必要なものを作ったり、ガレージでパイプをすり合わせたりする日々が続き、このサークルに入った目的が達成できている気がしていてとても楽しいです。思うようにいかないことや自分の下手くそさにイライラすることも多々ありますが成長の機会だと思って頑張ります。この先自分が作った部品が載った車が走る日を楽しみにこの製作期を乗り越えます!!!

仮免合格

もうすぐB2の熊田です。

4ヶ月半かかってやっと準中M車の第一段階が終わりました。がしかし、技能終了検定では坂道エンスト1、縁石乗り上げ2、こすり1と喜べたものではありません。学科試験前の深視力試験に苦戦し、ほかの受験生を待たせてしまったのも心残りです。

結果的には受験生全員が合格だったので良かったです。第二段階も頑張ります。