今日は「調整期」のお話。製作期が終わり、いよいよ車両が走れるようになると、「シェイクダウン」という大きなイベントが待ち受けています。「シェイクダウン」とは車両のテスト走行、ここでは「初走行」のことを意味します。車両の状態としてはまだ不完全ですが、フレームは完成してエンジンが載り、タイヤがついて走行できる最低限の状態で走らせます。ここで走行できれば一安心、なんてことはなく、まあ少しは安心できるのですがここからがまた大変です。ただ走るだけでは大会で記録を残すことはできません。エンジンの出力や車両の歪みなどの微調整を繰り返し行い、大会で最高のパフォーマンスを発揮できるようにしていきます。この期間が「調整期」です。
この調整期には3/15に少しお話した「試走会」の日程が多く組まれています。CUFPなどは特にそうですが、大学内など活動場所やその周辺で車両を大会本番と同じように走行させることのできる十分広い土地を確保できないチームなどは、この試走会に積極的に参加して車両を走らせ、データを収集し、活動場所に帰って調整を行い、また試走会に行ってデータを取り…を繰り返して最高の状態に仕上げていくのです。
関東では、茨城県のJARI(日本自動車研究所)様や栃木県のモビリティリゾートもてぎ(本田技研工業)様、東京都の日野自動車羽村工場様などの敷地をお借りして、アクセラ・スキパ・エンデュランスの試走会が行われます。今年も試走会の予定が組まれていて、CUFPも日程や予算の許す限り参加する予定です。大会日程が例年より1か月早いことから試走会日程も前倒しとなっており、関東学生フォーミュラ連盟主催の試走会は4/5から始まります。
試走会は、企業様のご協力も得ながら行われますが、基本的には学生主体で運営されます。試走会会場のコースの設置や終了後の片付けなど、すべて学生が行います。主催の学生フォーミュラ連盟の学生だけでなく、試走会に参加するすべての学生です。試走会で走らせる車両の準備も行いながら、コースの設置やコース上の清掃なども同時進行で行い、大会本番ではライバルであるチーム同士も、全員がスムーズで安全な試走会運営に全面的に協力します。この過程で他チームの方との交流が深まることも。試走会会場はなかなか遠いので疲れますが、現地で得るものはその分多いと思います。
こうして試走会での調整を繰り返しながら大会に向かっていきます。大会の日程などは3/29,30にまとめてご紹介しますね。